職人が耳型と音を仕立てる!究極を極めた至高のオーダーメイド
just ear sonyのラボに足を踏み入れると、そこには量産ライン特有の機械音など一切存在しない。あるのは熟練の技師が手作業でアクリルシェルを研磨するかすかな摩擦音と、厳密な音響測定器が刻む微かな駆動音だけだ。耳の穴の形状は指紋と同じく一人として同じものはなく、鼓膜までのわずか数ミリのカーブが音波の伝達特性を劇的に変えてしまう。この解剖学的な差異に真っ向から挑み、工芸品のごとき精度で仕立て上げるイヤホンが、目の前で静かに息づいている。 📖 【あわせて読みたい】 最も安全なはずの家で何が。血縁が凶器に変わる予兆と孤立の正体
マスプロダクションのハイエンド機がどれほど高度なデジタル補正を重ねても、物理的な密閉性と耳腔の共鳴という壁を完全に突破することはできない。世界中の愛好家がjust ear sonyという名に引き寄せられ、決して安価ではない対価を払ってまで己の耳を委ねる理由は明確だ。それは単に音楽を再生する道具ではなく、聴覚そのものを再定義するパーソナルな音響空間の獲得に他ならない。
独占取材:松尾伴大氏が語る「一人ひとりの耳に音を仕立てる」真意
「目指したのは、イヤホンをつけていることすら忘れるような、音楽との一体感です」――ソニーグループ株式会社で数々の名機を世に送り出し、Just earのプロジェクトリーダーを務める音質設計の職人、松尾伴大氏はそう静かに切り出した。
松尾氏が追求するのは、一般的なイコライザー処理のような電気的加工ではない。ダイナミック型ドライバー1基とバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー1基という極めてシンプルなハイブリッド構成を採用し、ネットワーク素子の定数や内部のアコースティックダンパーの調整によって、物理的に音の出方を整えていく。オーナーが普段聴く音楽ソースや求める音場感、さらには使用する再生機器のキャラクターまで綿密にヒアリングし、松尾氏自らが音質をテーラーメイドで仕立て上げる。そこには、数値を追う測定至上主義とは一線を画す、耳のスペシャリストとしての哲学が宿っている。
XJE-MH1RとXJE-MH2Rが提示するカスタムIEMの新次元
Just earのラインナップの頂点に君臨するのが、完全カスタムサウンドモデル「XJE-MH1R」だ。購入者の好みに合わせた専用チューニングを施すこのモデルは、まさにオートクチュール。松尾氏とのマンツーマンの音質調整セッションを経て、世界にひとつだけのサウンドプロファイルが完成する。 📖 【あわせて読みたい】 カンドゥー激戦枠を狙え!イオン職業体験の予約裏ワザと徹底攻略
一方、より選び抜かれた音響の王道を味わいたい層に向けて用意されているのが「XJE-MH2R」である。「Club Sound」「Listening」「Monitor」という、松尾氏が長年の経験から導き出した3つの異なるプリセット音質バリエーションから選択可能だ。低域の量感と解像度を両立させた大口径ダイナミックドライバーのドライブ感と、BAドライバーの極めて繊細な高域の伸びが織りなす空間表現は、カスタムIEMというカテゴリー全体の水準を大きく引き上げた。どちらのモデルも、クリアなアクリルシェルとアルミニウム削り出しのフェイスプレートが融合した無駄のない造形美を放つ。
東京ヒアリングケアセンターとの緻密な連携:耳型採取という儀式
どれほど優れた音響回路を設計しても、耳へのフィット感が損なわれていればすべては水泡に帰す。Just earの製造工程において、最も重要かつ繊細なプロセスがインプレッション(耳型採取)だ。ここで極めて重要な役割を担うのが、補聴器分野で屈指の技術力を誇る東京ヒアリングケアセンターである。
専任の補聴器技能者が、耳道の深部、曲がり角、顎の開閉による耳腔形状の変化までを立体的に見極めながらシリコンを注入していく。Just earでは、耳道の先端部分に体温で軟化する特殊なシリコン素材を用い、外側には剛性の高いアクリルシェルを採用するハイブリッド構造を確立した。この独自の構造により、装着時の痛みを徹底的に排除しながら、ステージ上を激しく動き回ってもズレない圧倒的な遮音性を実現している。採型師の繊細な指先の感覚と高度なノウハウが、製品の成否を決定づける。
ウォークマン最高峰と共鳴するハイレゾオーディオの深淵
Just earのポテンシャルを余すところなく引き出すパートナーとして、真っ先に挙げられるのがソニーのフラッグシップウォークマンだ。無酸素銅切削筐体や巨大な電源コンデンサを搭載したハイエンドDAPから送り出されるハイレゾオーディオの莫大な情報量を、耳元で一滴もこぼさず描き切る。
空気の振動、演奏者の微細なブレス、弦が指から離れる瞬間の摩擦音――過度な強調感を排したストレートな描写力は、マスター音源が内包するダイナミックレンジの広さをそのまま再現する。ハイエンドウォークマンのバランス出力端子とリケーブルで強固に結束されたシステムから放たれる音は、左右のセパレーションを完璧に保ち、眼前にはまるでプライベートスタジオのような立体的なサウンドステージが立ち現れる。ハードウェアと音源、そして耳腔が見事な三位一体を成す瞬間だ。 📖 【あわせて読みたい】 チューリップ歌手死亡説の真相!財津和夫と歴代メンバーの現在
オーディオ機器業界を揺るがす「生涯モノ」としてのインイヤーモニター
頻繁なモデルチェンジと使い捨てが常態化している現代のオーディオ機器業界において、Just earのアプローチは極めて異例だ。数年で買い換える消費財ではなく、修理やシェルの再成型(リモールド)を受け入れながら、10年、20年と使い続ける一生モノのインイヤーモニターとしての価値を確立している。
耳の形状は年齢とともにわずかに変化する。Just earはそうした生体の変化を見越し、アフターケアや再フィッティングの体制を盤石に整えている。また、コネクタ部分には高耐久な端子規格を採用し、断線時のケーブル交換はもちろん、ユーザーの環境変化にも柔軟に対応可能だ。サステナビリティと究極のラグジュアリーが同居するこの思想は、大量消費の波に疲弊したオーディオファイルにとって、確固たる拠り所となっている。
ソニーストアで体感する未来:購入プロセスと最新フィッティング事情
購入を決意したユーザーがまず足を運ぶべき場所が、直営のソニーストアだ。店頭には試聴用ユニバーサルサンプルが常設されており、XJE-MH2Rの各プリセットの音の違いや、XJE-MH1Rが目指す音作りの方向性をじっくりと確認できる。
専属のスタイリストが案内する試聴予約制を導入することで、周囲のノイズに邪魔されることなく、手持ちの愛聴音源でじっくりと実力を吟味できる環境が整っている。購入が確定した後は、提携店での耳型採取、熟練の職人によるハンドクラフト、そして松尾氏によるサウンドチューニング(MH1Rの場合)というステップを経て、数ヶ月の時をかけて手元に届く。注文から納品までの待ち時間すらも、自分だけの究極のイヤホンが形作られていく贅沢な体験として記憶に刻まれるのだ。 📖 【あわせて読みたい】 栄光の五輪から転落の深淵へ…元体操女王・岡崎聡子の波乱と真相
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